ModoとBlenderを組み合わせて使用するワークフローをよく耳にするようになりました。ModoとBlenderとのシーンデータのやり取りで便利そうなBlenderのアドオンがDiscordのModoチャンネルで話題になっています。
rockjailさんのio_scene_lxoは、ModoのLXOシーンファイルをBlenderから直接読み込むためのアドオンで、githubにてフリーで公開されています。rockjailさんは、元々LXOファイルを読み込むためのパーサーをPythonプログラムとして公開されていたようで、io_scene_lxoはこのパーサーを利用して作成されているようです。
まだ、開発中(EXPERIMENTAL)とのことですが、下記のようなデータをBlenderに読み込むことができるようです。
- メッシュデータ(UVマップ、マテリアルタグをサポート)
- カメラ
- ライト (スポット, エリア, 指向性, 点光源)
- ロケータのトランスフォーム
- その他ロケータタイプのアイテム
- アイテムの親子構造
- 座標系に関するオプション
インストールはio_scene_lxoのCodeプルダウンメニューからDownload.zipを選択してディスクに保存。このZIPファイルはそのままBlenderのアドオンファイルとしてインストールできますので、BlenderのPreferenceからAdd-onsの右上にあるInstall from Disk...からダウンロードしたZIPファイルを選択すれば完了です。BlenderのFileメニューのImportからModo Object (*.lxo)が選択できるようになっているはずです。
試しにUVマップを持つ、サブディビジョンサーフェイスモデルを読み込んでみました。サブディビジョンサーフェイスは、Subsurfモディファイヤーとして読み込まれています。EyeとFaceのUVマップも正しく読み込まれているようです。
次に親子関係の階層構造を持つ、モデルを読み込んでみました。ModoのContentに含まれているRobodog-Anim.lxoを読み込んでみました。Robodogの階層構造は再現されているようですが、シーンのZ軸がY軸と入れ替わっているようです。ImportのForwardとUpオプションを変更してみましたが、Pythonのエラーが表示されたため、これはうまく修正できませんでした。
まだ、少し制限があるようですが、ModoでモデリングとUV編集をしたモデルをBlenderに読み込むワークフローであれば、便利に使えそうです。
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