YT-Tools for Blenderのバージョン1.1をリリースいたしました。主な変更点は下記の通りです。
- Bend Transformオペレータの追加
- 頂点座標値の設定
- 頂点座標値のセンタリング
- Radial TransformにInvertオプションを追加
ベンドツールはBlenderの標準のツールセットに存在する他、アドオンの中にもベンドツールをサポートするものがあるようです。ただし操作性に関してはModoのベンドツールとは異なっていたり、対称をサポートしていなかったりと期待通りに使えない事があるようなので、YT-Toolsに独自のベンドツールを実装いたしました。ハンドル操作に関してはModoにもない操作を工夫しています。
Edit ModeでBend Transformを起動すると選択されているエレメント、選択がない場合はメッシュ全体の境界ボックスを計算し、最も長い主軸の方向にベンドハンドルを表示します。マゼンダ色のスパインベクトルに沿って白い円のハンドルの中心位置を基準に選択されているエレメントの頂点位置が変形します。ベンドを行う基準平面はAxisでX/Y/Zの主軸に設定するか現在表示しているビュー平面を基準に定義します。選択しているポリゴンの方線方向などでベンドする場合は作業平面と組み合わせて使用してください。
ベンドのオペレーションは、このベンドハンドルを変形を行いたい位置に素早く配置する事が重要になります。Linear TransformなどでもサポートしているAuto Fit機能がありますので、この機能を使って方向性バウンディングボックスなどに沿ってハンドルをフィットさせる事が可能です。ベンドハンドルの方向を反転したい場合はReverseボタンを押して反転させる事ができます。
また、ベンドハンドルをフィットさせた後、ハンドルの方向を固定した状態で、ハンドルのサイズを変更したり、回転中心をベクトルに沿ってスライドさせたい場合は、SHIFTキーを押しながらベンドハンドルの端点のハンドルをドラッグして調整する事ができます。
逆にハンドルの中心点を固定し、ベンドハンドルのベクトル方向だけをフィットさせたい場合は、Spine Onlyを有効にしてAuto Fitを実行してみてください。
Both Sidesは、Modo 17.0でBend Toolに追加したオプションと同じで、ベンドハンドル方向と反対側にある頂点も同時に湾曲します。
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