2025年8月24日日曜日

YT-Tools for Blender (Selection Set)

Selection Setは、頂点、エッジ、ポリゴンの選択状態を名前をつけて保存し、必要に応じて呼び出す機能です。操作は簡単でエレメントが選択されている状態でAddボタンを押し、表示されるダイアログに適当な名前をつけてOKボタンを押せば、現在の選択状態がシーンに保存されます。Selection SetのNameから呼び出したいセレクションセットの名称を選択し、Selectボタンをおせば、保存した選択状態を復元する事ができます。


Selection Setの情報は、内部的にはメッシュの各エレメントに設定できるカスタムレイヤーに保存されます。頂点やエッジなどにユーザー固有のデータを保存することができます。これはシーンファイルに保存されますので、あとからそのシーンファイルを読み込んでも再現する事ができますので便利ですね。ただし、このカスタムレイヤーを増やし過ぎるとメモリー消費の増大やパフォーマンスの低下を招く原因になりますので、必要のないセレクションセットはこまめに削除していただくことをお勧めします。

Push/Pop/Clearは、選択状態を一時的に保存しておくための簡易的なSelection Setです。名前をつけて選択状態を保存しておくほどではないけれど、一時的に現在の選択状態をどこかに退避しておきたいときに使用します。Modoでは頂点、エッジ、ポリゴンの選択状態は個別に保存されいますので、選択モードを切り替えても元の選択状態を得る事ができます。Blenderでは例えばFaceからVertに選択モードを切り替えると選択されていたFaceを構成するVertが選択に変換されてしまうので、以前のVertの選択状態は変更されてしまいます。選択モードを切り替える時など維持的に現在の選択状態を退避しておきたいときに使用する事ができます。



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