YT-Tools for Blender v1.8.5をリリースいたしました。このバージョンでは、いくつかのバグ修正の他、以前からリクエストがあったX-Ray Lasso Selectionを追加しています。
X-Ray Lasso Selectionは、投げ縄選択で選択範囲内にある全ての頂点をシェーディングモードにかかわらず選択する機能です。BlednerのBox選択や投げ縄選択では、ビューポートがソリッドシェーディングだった場合は、前面のポリゴンに隠れている頂点は選択されません。シェーディングモードがX-Rayの場合のみ、選択内の頂点が表示されるため範囲内の全ての頂点が選択されます。これを解決するためにX-Ray Selection Toolというアドオンもリリースされています。
Modoの投げ縄選択も同じ仕様になっていますが、マウスの中ボタンを使った投げ縄選択では、選択範囲内の頂点が選択されるようになっています。YT-Toolsでこの中マウスボタンを使った投げ縄選択のワークフローを再現するために、新しく独自のLasso Selectionツールを追加しました。通常、マウスボタンには重要な機能がアサインされている場合が多いため、デフォルトでこの機能は無効にしてあります。また、デフォルトのマウスボタンはAltキー+右マウスボタンに設定しています。Modoのビューポートナビゲーション(Alt+左ますすボタン)を使用されている場合は、中マウスボタンにX-Ray Lasso Selectionをアサインして使うことも可能です。
投げ縄のスタイルはModoと同じように通常の投げ縄の他、矩形、円、楕円もサポートしています。また、Blenderの対称を参照していますので、メッシュのローカル座標系での対称選択もサポートしてます。
ただし、Blenderでは選択されている頂点や面はソリッドのシェーディングモードで前面にある面に隠されて表示されないため、ビューポートを回転して選択状態を確認する必要があります。Modoでは選択エレメントは通常のメッシュの表示と異なる描画レイヤーで表示されるため背面にあっても表示されます。この制限は他のBlenderのユーザーの方からも要望が登録されているようですので、将来のBlenderのアップデートに期待しましょう。