2026年10月20日火曜日

YT-Tools for Blender (Edge Flow)

YT-Tools for Blender v1.9を公開いたしました。今回のリリースでは、Edge Flowというツールを追加しています。これは以前にModoを使っていたユーザーの方からのリクエストでEdge Flow 2というModoのキットに似た機能をBlenderで使えるようにして欲しいとのご要望によるものです。 Edge Flow 2は、Mario Baldiさんが開発した人気のあるModoのキットで、エッジループとエッジループ間をいい感じにリラックスして平滑化してくれます。オリジナルのEdge Flowは、Mayaが最初のようです。不覚にも現役時代はこのツールを知りませんでした。

Edge Flowのアルゴリズムは、エッジループを構成する頂点をカーブで補間すると同時に隣接するエッジループとの横方向のエッジループも同時にカーブ補間を繰り返し、全体を平滑化しています。このとき、元の形状が縮退したりしないように幾つかの補正をくわえながら平滑化を行なっています。カーブの種類は、Modoのカーブでお馴染みのCatmull-Romスプラインを使っています。

基本的なアルゴリズムは、Edge Flow 2とそれほど違いはないと思いますが、平滑化の補正の方法が微妙にことなるため調整に苦労いたしました。デフォルトの操作で、なんとなく"いい感じにリラックス"してくれるというのが結構難しかったです。







今回はAntigravityとBlender MCPを使って、アルゴリズムのチューニングとテストを試してみました。Blender MCPは、プロンプトで指定した要件に基づいてClaudeなどからコンテンツを生成する用途に使うことが多いと思いますが、ツールの開発やテスティングなどにも使用することができます。本来であればSPEC.mdなどで仕様を定義し、完全にAIに任せてコードレスでツールを開発する方法が主流だと思うのですが、3DCGツールの要件やバグを言語でAIに的確に伝えるのはやっぱり難しいですね。

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