2012年3月9日金曜日

CADローダー

modo 601のリリースと同時にCAD Loaders for modoという新しいプラグインが発売されました。modo 601のリリースの陰に隠れてしまい、あまり注目されていなかったようなので、このブログで紹介いたします。

CAD Loaders for modoは、三次元CADシステムで使用されているデータファイルを直接modoに取り込むための専用プラグインです。読み込み可能なフォーマットは、SIEMENSParasolidフォーマット(.x_t, .x_b)、IGESフォーマット、STEPフォーマットです。Prasolidは、Basic CAD LoaderとAdvanced CAD Loaderの両方に付属します。IGESSTEPは、Advanced CAD Loaderのみに付属します。

これらのCADデータは、機械部品や建築設計の中間データ形式として使用されており、特に機械部品の設計ではNURBS(Non-Uniform Rational B-Spline)と呼ばれる高度な表現力を持った自由曲面が使用されています。

NURBSは、modoではサポートされていない曲面形式であるため、これらの曲面を有するモデルデータをmodoに読み込む場合は、外部のコンバータなどを使用して細分化した面ポリゴンに分割してから取り込む必要がありました。この場合、不必要に細分化が細かすぎたり、分割したポリゴンの構成がレンダリングに適さない場合は、読み込んだデータから新しくモデルをトレースして作り直すなどの時間がかかる作業が必要でした。

CAD Loaders for modoは、これらのCADファイルからモデルデータを単純に細分化して読み込むのではなく、プロシージャルサーフェイスアイテムとしてNURBSなどの曲面情報をそのままmodoに取り込みます。そして表示されているモデルをmodo上で確認しながら細分化のレベルを読み込んだ後にダイレクトに変更することが可能になります。プロシージャルサーフェイスアイテムは、Gearアイテムなどと同じアルゴリズムによってサーフェイスをオンザフライで作成するアイテムタイプで、modo 501からサポートされています。このプロシージャルサーフェイスアイテムは、マテリアルのグループごとマテリアルをシェーダツリーで設定して、そのままレンダリングすることもできますし、メッシュアイテムやスタティックメッシュに変換することも可能です。

更にこのCAD Loaders for modoが賢いのは、CADフォーマットの中で繰り返し参照されている部品の形状をmodoのインスタンスやリプリケータとして読み込むことができます。これにより、複雑な形状も比較的少ないメモリ消費でmodo上に読み込むことが可能になります。


1 件のコメント:

  1. Vectorworks 2012 SP1から出力したテキストベースのPalasolid (x_t)形式のファイルがCADローダーで読み込めないという報告がユーザーの方からありました。この件に関してはレポートをLuxologyに報告しておきました。

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