modo 601のレンダリング関連の新機能の中で、クリッピングプレーンとレンダーブーリアンは、直ぐに試したみたい楽しい機能だと思います。これらの機能は、機械の内部の部品や建物の部屋を外側からくり抜いてレンダリングしたいような用途で便利な機能です。
従来の方法では、モデリングのレベルでブーリアンやスライスを使って、形状の一部を切り取ってから、断面の処理を行いレンダリングする必要がありました。クリッピングプレーンとレンダリングブーリアンは、どちらもこの処理をレンダリングのレベルで行うため、非常に高速かつ柔軟に切り取りができます。また、全ての設定はチャンネル値としてコントロールできますので、形状が切り取られていく様子をアニメーションとしてレンダリングすることができます。
クリッピングプレーンとレンダーブーリアンは、内部的には同様なテクノロジーに基づいていますが、設定方法が異なります。クリッピングプレーンは、カメラの全面にクリッピングを行う平面を設定し、カメラからの距離で平面を定義します。これに対し、レンダーブーリアンは、レンダーブーリアンアイテムを追加し、立方体、球体、円柱もしくは任意の閉じた形状で論理演算を行います。どちらの方法でも削り取った断面に対してマットカラーを設定することが可能です。
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